マンション売却でキャンペーンよりも業者選びが重要な理由

マンション売却の際、不動産業者のホームページを見ると、

「10,000円のギフト券をプレゼント」

などと、ギフト券などのプレゼントキャンペーンを行っている不動産業者や不動産情報サイトを目にします。中には5万円を超える高額なキャッシュバックキャンペーンや、ハウスクリーニングを無料にする不動産業者まであります。

「これは利用しなきゃ損だ!」と思われる方もいると思いますが、少し待ってください!

もし10万円相当のプレゼントになったとしても、マンション売却は平均でも2800万円の取引であり、しかも業者選び次第でマンション売却金額は50万円~300万円も売却額が変わることがよくあります。

ですから、キャンペーンの内容よりも、業者選びの方が重要ですし、10万円程度の金額をキャンペーンで得ても意味がありません。本日はマンション売却でキャンペーンを利用する前に知ってほしいことを、マンション研究家の筆者が紹介いたします。

マンション売却時によくあるキャンペーンとは?

本来キャンペーンとは期間限定のものですが、期間が終了すると延長し、持続的にキャンペーンを行っている不動産業者も多いです。ユーザーにとっても期限が決まっていると、急いで申し込まないといけない心理になります。

商品掲示法という法律があり、本来キャンペーンは年間の中で行える期間を制限されているはずですが、商品掲示法を守っていない業者も少なくはありません。(これは不動産に限った話ではありません。)

ではどのようなキャンペーンが多いのでしょうか?

①ギフトカード等の金券プレゼント

不動産業者にマンションの査定依頼をすると、1,000円~1万円程度のギフトカードやクオカードなどの金券がもらえるキャンペーンです。3,000円以下の場合が多いです。

 

例え、マンションを売る気がなくて、査定依頼をだして数千円のギフトカードをもらっても、査定で拘束される時間や、不動産業者とのやり取りに関わる時間を考えると、割にあいませんが「今すぐは売らないけど数年以内には売りたい」人にとっては良いキャンペーンです。

ただし売る気がないのに、不動産業者のセールストークで、媒介契約を結んでしまったりする方は、不動産業者の思う壺ですから「今回は査定だけで今は売却しません!」ときっちり断りましょう。

②キャッシュバック・キャンペーン

キャッシュバックキャンペーンは、不動産情報サイトで多いキャンペーンです。キャッシュバックされる金額は3万円~5万円と高額です。このキャンペーンが適用される条件は、情報サイトを通じて、媒介契約した不動産業者を通じてマンションを売却した場合です。

お金をもらうには、売却成立後、不動産情報サイトのアンケートに回答する必要があることがほとんどです。不動産情報サイト側としては、体験談をWEBに掲載したい目的があるからです。

また不動産業者もキャッシュバックキャンペーンを行うことがあり、2回チャンスがあります。

①専任専属媒介契約を結んだ時
②マンションの売却が契約した業者で決定した時

この場合は、両方のキャッシュバックを受けた場合、5万円~8万円のキャッシュバックをうけとれます。ただし、このキャッシュバックはおススメではありません。それは①の専任専属媒介契約を不動産業者と結ぶ必要があるからです。

マンションを高く売る契約形態は「一般媒介契約」という契約です。その理由は、専任専属媒介契約は、1社としか契約を結ぶことはできないのに対して、一般媒介契約は同時に複数の不動産業者と契約を結べるため、不動産業者が各社があなたのマンションの販売を行うため、買手が見つかりやすいのです。

一方で、不動産業者からみると、お客さんを他の不動産業者にとられたくないので、1社限定の専任媒介契約で、お客さんを他の業者にとられることなく囲い込みたいのです。それができるなら、キャッシュバックの数万円など安いものです。

③仲介手数料無料キャンペーン

このケースは実はキャンペーンではなく、最近はやりのマンション売却の際、売主から仲介手数料をとらない手数料無料型の不動産業者です。

カンタンに説明すると、不動産業者は売手と買手の両方を自分で見つけた場合は、両社から仲介手数料をもらいますが、マンション売却の売手からは仲介手数料をもらわないビジネスモデルです。

これを実現するために、店舗をもたなかったり、インターネットを駆使したりして経費を削減したからこそ可能なビジネスモデルです。そして宣伝のために「キャンペーン」という文言を使っているのです。その方が安くみえてお客さんから反響があるからです。

ですから「最大200万円のキャッシュバック」などという広告文を使っていますが、キャンペーンなどしなくても、もともと手数料無料なのです。

とはいえ、仲介手数料が無料というのは、かなりにお得です。しかしこの業態には注意点もありますので仲介手数料無料の業者について詳しく知りたい方は、この記事を読んでください → マンション売却の仲介手数料が無料の理由とは?

手数料無料型ではない、通常の不動産業者も、「創業○○周年」といった節目に限定で、仲介手数料無料キャンペーンを行うケースがいくつかありますが、通常の不動産業者は仲介手数料をとらないと、売り上げがたちませんので、こういったケースのキャンペーンは稀です。

④ハウスクリーニング無料キャンペーン

 

不動産業者が行うキャンペーンで、不動産業者と専属専任媒介契約を結ぶと、このハウスクリーニング代を不動産業者が負担してくれるキャンペーンです。ハウスクリーニングの料金は業者に依頼すると、下記の相場になります。

相場費用
1K 2万円~4万円
1DK 4万円~5万円
1LDK~2DK 5万円~7万円
2LDK~3DK 8万円~10万円
3LDK~4LDK 10万円~13万円
5LDK 13万円~

ですから、2LDK以上で考えますと、8万円以上かかりますから、キャンペーンとしては、高額なサービスを受け取れることになります。

ただし、よく考えるとハウスクリーニングは、必ず必要なサービスではありませんし、マンション売却後、買主負担で行うこともできますから、「水回りの汚れがとれない」「掃除が苦手」という売主には、良いキャンペーンですが、そもそも汚くないマンションや、逆に古すぎるマンションなどは効果が薄いでしょう。

そもそもマンションを高く売るためには専属専任媒介契約よりも、一般媒介契約の方が高く売れる可能性が高いので、メリットが全くないキャンペーンと言えます。

⑤友達紹介キャンペーン

 

不動産業者が行う友達紹介キャンペーンです。友達を不動産業者に紹介して、契約が成立した場合、数万円のギフトカード当の金券がもらえます。

紹介するだけで、お金がもらえるので、もし周りに「マンションを売却したい友達」がいる場合はいいかもしれませんが、筆者はやめておいたほうがいいと思います。

その理由は、マンションの売却は数千万円がからむ高額取引です。もし友達が業者との間でトラブルが発生した場合は、紹介したあなたも友達から恨まれるようなことになるかもしれません。

ですからよほど信頼している不動産業者ではない限り、このキャンペーンは利用しないほうが、よいでしょう。

キャンペーンより大切なのは業者選び!

マンション売却時のキャンペーンは、高額のキャッシュバックを受けれたとしても、10万円程度の金券やサービスです。中古マンションの売却金額の平均は2800万円程度ですから、10万円は誤差程度の金額です。

また不動産業者の複数社から査定を受ければわかると思いますが、業者によって100万円以上の査定額の差は現実よくあります。つまりキャンペーンによるサービスには最初から意味はないです。

ですから、キャンペーンよりも一括査定サービスを使って、2社から6社の不動産業者から査定をもらって、信用できる業者と付き合う方が重要ですよ!

マンションを高く売るには、一括査定サイトを使うのは常識です!

マンションを高く売るためには、まず不動産業者複数社に査定をしてもらいましょう。業者側からみても、一括査定がもはや一般的になったため抵抗がありません。 そして何より不動産業者1社だけと契約するより、複数の業者と一般媒介契約を結ぶのが一番高く売れる可能性が高いのです。
 
私がおススメする無料一括査定サービスは”イエイ”!
不動産業者1社だけに連絡を取り、査定額を依頼するより、3社以上から査定をもらった方が、マンションが高く売れる可能性が高くなります。
A社の査定額 2,500万円△
B社の査定額 2,800万円◎
C社の査定額 2,380万円△
D社の査定額 2,700万円○
B社の査定額は、C社より420万円も高い!複数社に査定をお願いするだけ、マンションが高く売れる可能性が高まる仕組みが無料の一括査定サービスなんです。

ABOUTこの記事をかいた人

40歳の家族持ちのシステムエンジニア。20代の時にマンションの買い替えを失敗し、400万円も損した経験があり、それをキッカケにマンションの業界調査に没頭。実体験や取材を重ねて、当ブログを執筆。