マンション売却時にエアコンを置いていくべきか?

マンション売却時にエアコンを置いていったほうがいいのか、それとも撤去したほうがいいのか、悩みますよね?

マンション売却時の基本は、エアコンなどの付帯設備は撤去が基本です。なぜならマンション引き渡し後すぐに付帯設備の調子が悪くなるようなことがあれば、「すぐに壊れた!修理代をだしてくれ!」などトラブルの可能性があるからです。

ただし、買主によっては「エアコンは置いていってほしい」という方もいますから、売買契約時に、売主は買主とエアコンなどの付帯設備について話し合いをして決めるのです。そして話し合いの結果を「付帯設備確認書」に明記します。

本日はマンション売却の専門家の私が、マンション売却時のエアコンについて、どうすべきかを詳しく解説いたします。

エアコンはマンション売却価格に影響しない

まず大前提ですが、エアコンが3年以内の新しい機種であっても、マンション価格には影響しません。エアコンなどの付帯設備は買主の好みもありますので、最新のエアコンだから、おいて行けば喜ぶということもありません。

エアコンは、瑕疵担保責任の対象外のケースが多い

仮に、マンション引き渡し後に、エアコンが数カ月で壊れた場合も、買主の責任になるケースはほとんどありません。

その理由は、瑕疵担保責任の条項からエアコンのような付帯設備は対象外になっていることがほとんどだからです。だからといって、売主は喜んではいけません。買主とトラブルを起こさないためにも、エアコンの状態について、しっかり伝えた上で、おいて行くかどうかきめるようにしましょう。

瑕疵担保責任については、こちらの記事をご覧ください → マンション売却時の瑕疵担保責任とは?

エアコンは内覧・見学会の最中は設置しておく!

マンションを空き家にしている場合で、見学会や内覧の時はエアコンがあった方が良いです。その理由は3つあります。

①真夏や真冬は、見学者が寒かったり、暑いとゆっくり部屋を見学できない。
②エアコンを撤去すると撤去後や、エアコン設置の穴が見えるため、印象がよくない。
③エアコンがあって当たり前という購入希望者には、エアコンがあるとプラス材料になる。

これらの理由から、マンション売却金額には影響しませんが、購入希望者の印象が変わりますので、マンション売却中にはエアコンを設置しておいたままのほうが良いです。

ですから、エアコンを撤去する場合は、タイミング的には売却契約成立後、マンションの引き渡し前がベストになります。

買主が決まったら、エアコンについて話し合う

マンション売却時にエアコンなどの付帯設備に関しては、撤去が基本となりますが、注意が必要です。買主がエアコンはついてくると思っていて、引き渡し後に「エアコンがない!」というトラブルも現実にはあります。

ですから、「エアコンはどうします?私は処分しようと思いますが、残していってもいいですよ。ただ引き渡し後のエアコンの動作は保証できませんか?現状は不具合はないようです。」

と必ず、売主は買主に相談しましょう。トラブルを避ける基本は認識を一致させることだからです。

エアコンを残す場合は「付帯設備確認書」を確認

仲介する不動産業者が全て段どりしてくれますが、買主にエアコンの必要の有無を聞いた後に、その内容を売買契約時に交わす、

「付帯設備確認書」

を作成して、買主と売主の間で決めた

・エアコンを置いていくのか?いかないのか?
・エアコンに不具合はないか?購入してから何年程度のものか?
・どこの部屋にエアコンを置いてあるか?

付帯設備確認書
この書面は建物の付帯設備の確認書になります。エアコン、照明、カーテンレール、キッチン、トイレ、その他備え付けのものが対象になります。この書面の作成については、売主だけではなく、買主も参加して作成します。購入後に「それは聞いていない!」というトラブルを失くすためです。

エアコンを置いていく場合は保証はない

エアコンのメーカー保証と家電販売店の長期保証について解説します。

例えばメーカーの保証が1年保証のエアコンを購入した場合ですが、譲渡後も通常の操作で故障した場合、1年以内であれば保証が引き継がれます。

ただし、家電販売店との長期保証についてですが、5年の保証契約を結んだ場合、譲渡後にはその保証は引き継がれることはありません。なぜなら家電販売店と購入者の契約であり、契約時に会員番号や名前、電話番号などの個人情報を入力しているからです。

つまり、メーカー保証は譲渡後も引き継がれますが、家電量販店との長期保証契約は、譲渡後は引き継がれません。

いずれにせよ、買主は売主に対して、エアコンの動作を保証をすることはありません。

マンション売却後にエアコンを置いていく場合は、一度動かしてみましょう。

買主と売主の話しあいで、エアコンを置いていくことが決まったら、注意があります。それは付帯設備確認書を作成する前に、エアコンを一度動かしてみることです。

動作確認せずに「エアコン不具合なし」と記入し、マンション引き渡し後まもなく、エアコンに不具合が生じた場合、買主は売主に対して「騙された」「ウソつかれた」と不信感を買うことになります。

ただし、「不具合なし」と記入した場合は、引き渡し後2週間以内は売主が修理費を負担する必要があります。

ですから、トラブルを避けるためにも、エアコンを置いていく場合は、必ず契約前にエアコンが動くかどうかを確認しましょう。そして動かして不具合がある場合は、その旨を明記し、相手に伝えておきましょう。

付帯設備確認書の明記だけでは、「聞いていない!」ということになりかねません。契約時に口頭であわせて買主に不具合がある旨を説明すれば、よりトラブルが避けられます。

ちなみに「リモコンが不具合」というケースも多いようです。エアコン本体が壊れてなくても、リモコンが壊れていては、使えないも同然です。単に電源をつけるだけでなく、動作確認をしっかり行いましょう。

マンション売却時にエアコンを移設・撤去する場合の注意点

 

買主と売主の話し合いで、エアコンを撤去することが決まれば、引き渡し日までに撤去するわけですが、マンションを買い替えた場合などに、「次の新居に持っていこう!」と考える方もいると思いますが、エアコンの移設は1台につき1万円~3万円くらいかかります。

◆エアコンの製造年月日を確認

ですから、エアコンを移設するか?撤去するかは製造年月日で判断するとよいでしょう。もし製造年月日から8年を超えるようなエアコンは移設よりも、撤去して新しいエアコンを買ったほうが良いです。

エアコンは古いと、電気代がかかりますし、部屋の温度調整に時間がかかったりすると、日々ストレスもたまります。

◆エアコンの対応畳数を確認

エアコンには対応する畳数があります。引っ越し先の畳数とあっているか?というポイントも移設するかどうかの判断基準になります。

◆エアコンがカビ臭くないか?

エアコンがカビ臭くないかも、ちょうどいい機会ですので確認しましょう。もしカビ臭ければ、移設業者にお願いすればクリーニングできます。またエアコンのクリーニングは大変ですから、移設のタイミングがベストです。しかしカビ臭ければ廃棄も検討しましょう。

マンション売却時のエアコンのまとめ

マンション売却時のエアコンの移設や撤去のポイントをもう一度まとめます。

・内覧・見学時はエアコンを設置したままにする
・買主が決まった場合は、エアコンを撤去するか置いていくか話し合う
・置いていく場合は、エアコンの動作確認を必ず行う
・新居にエアコンを移設する場合は、コストやエアコンの状態で見極める

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ABOUTこの記事をかいた人

40歳の家族持ちのシステムエンジニア。20代の時にマンションの買い替えを失敗し、400万円も損した経験があり、それをキッカケにマンションの業界調査に没頭。実体験や取材を重ねて、当ブログを執筆。